経営者に多いのが「従業員は大切な家族です」というご発言。私の場合はそうは思っていません。
スタッフを大切にしているからこそ、スタッフの家族を大切に思おう。
すると自然に「スタッフは家族です」なんて嘘は言えなくなります。
確かに、地球上に多くの人間がいる中で、たまたま私の法人に就職してくれたり、プロジェクトに参加してくださる方というのは何かの縁があるのだと思います。
そして、そんなご縁に報いるためにも、「ChaChaに入って良かったな」と思っていただける職場でありたいなと思います。
そして、ChaChaがどんなに大きな組織になろうとも、そこには実態はあるようでないのです。数百人のスタッフの方々の人生の一部を貸してくださること、そのことだけが尊い事実なのです。
私はみんなの人生の一部を借りている
そして、スタッフの人生の一部を借りているからこそ、人生トータルで幸せだったなと思っていただきたい。
その人生トータルを語る上で、きっとそれぞれの方々のお父様・お母様・ご兄弟といったご家族がいらっしゃるでしょう。そのご家族との時間や思い出を何よりも大切にしていただきたいからこそ、私はその「家族」というとても大切な領域に踏み込むような上司ではいたくないなと思うわけです。
もちろんChaChaの理念に共感してくれて、一緒に頑張ってくれている彼らのことは大好きです。
でも、そこには一方で労働契約が存在しているわけで、ほんとに「スタッフが家族」と言い切るなら、僕は契約書なんか取り交わしてはいけない気もするのです。
大好きな彼らへのこの気持ちをどのように伝えるか
私は「家族」という言葉を使わずに、スタッフひとりひとりへの感謝と愛情の気持ちを表現してゆこうと思っています。こんな考え方はドライかもしれませんが、逆に過度なウェットも問題ですよね。
ChaChaのスタッフのみなさん、いつもありがとうございます。今後もよろしくね。一緒に20年後を創ろう。