わたしは48歳になり、俗に言うアラフィフですが、かなり無頓着だった人間です。
まさか自分がこんなに「人からどう見られているか」を意識するようになるとは思ってもみませんでした。
「見られている」ということの意識が、
見た目だけではない、「自分への投資」をする思考を育ててくれます。
ちょっと膝が痛いとか、近くの文字が読めないとか、人の名前を忘れる、といった悲しい老化が始まってきた中で、私はそれらの老化に対応するための「自分メンテ(維持)」を始めたことが「自分磨き(向上)」をしてゆくきっかけになりました。
もっとイケメンに生まれていればよかったな、という嘆きはいったん横に置いておくことにして笑、ポジティブに自分磨きをしてゆきましょう。
歯のホワイトニング
妻に感謝をしているのですが、結婚を機にやっとタバコをやめることができました。タバコをやめることによるメリットは数多くありますが、私は「毎朝でかけるときに持ち物が減った」ということがとても大きかったです。
そして、少し汚れていた歯が気になるようになり、かかりつけの歯医者さんのおすすめもありましたので、歯のホワイトニングを始めました。自分としては、「タバコをやめることができた自分へのご褒美」という感覚でした。(このように自分の中で正当化する術も大切ですよね)
するとどうでしょう。日頃より多くの方との初対面が多い仕事をしているせいか、名刺交換する相手が私に対して抱く「初めて会って5秒の印象」が確実にアップしていることに気づきました。
そして、そのことによって私自身のポジティブさがアップしたのです。その後の仕事の広がりは説明するまでもなく好調になりました。
そして、このホワイトニングという「投資」を十分に回収できることを実感できること、そして回収をしてゆく姿勢そのものが私の「あり方」の一部になりました。
このように「やり方」から「あり方」を問いなおせるようになると、「ブランディング」になると思います。
美容やファッション、フィジカルだけではない自己投資
その後に、どんどん自分磨きに意識が上がってきて、そして見られている仕事であることの実感をするようになって、髭脱毛や筋トレを始めたりしています。これらもその「効果」というレベルではない「投資を回収できる」という意味で別の機会に語りたいと思います。
このように見た目にこだわることをきかっけにすることで、より内面を磨くことの重要性に気づけるわけですから、私は見た目から入ることは全然アリだと思っています。
一方で、見た目に現れることだけが自己投資ではありません。
たとえば、自分がひとりになる時間を意識的につくることも自己投資です。
時間はコストですから、その分の成果をださねばなりません。私は一見暇そうに見えるかもしれませんが、一人でいる時間に情報収集をして、その情報を自分なりに構造化して理解し、次の時代にむけた構想を重ねています。そのためにあえて時には人に会ったり交流する時間を作っています。もっと端的に言うと会いたい人・話したい人にしか会わないようにしています。
あまり理解をされないことなのですが、美味しいものを食べることも投資だと思っています。
その一口に至るまでの食材生産者のこだわりや、流通の発達、そしてレストランの給仕サービスの工夫など、学ぶべきところはたくさんあり、経営者として「よいものに触れる」ことの大切さいつも実感しながら食事をしています。表面的には私のセンスとして捉えられがちなことも、実はそこにいたる経験があるのです。
ココロとカラダはつながっている
この投稿で私は「見た目を変える」ことがブランディングとは思っていないことを意識して書いていますが、その「外見は一番外側の中身」なんだということ、つまり中身を変えてゆくことがブランディングなのだということをお伝えしたいのです。