もともと友達は多い方だと思いますし、人と会うのも好きなのですが、限られた時間という資源をどのように配分するか?という命題への答えとして、むやみに同業者の方と一緒にいることを意識的に減らしました。
経営のヒントは異業種の方が教えてくれます。
ただし、業界の最新情報は一流の同業者の方からゲットすべし。
私が身を置いている保育園業界はもともとは公立と社会福祉法人が運営する私立がメインでしたが、ここ20年ほどで株式会社やNPO立の保育園は増えました。
伝統的には全国組織としての業界団体が3つあり、さらに市区町村単位で理事長や園長が集まる会合なども多種に渡り存在します。
団体活動は大変ありがたいです。
私はこの団体活動からは一線を置いています。
ただし、団体活動を否定はしません。この活動によって制度整備がされたり、現場の要望が国に届いたりしているので、私も団体活動がきっかけとなったことの恩恵を受けている立場ですから、批判なんてとんでもなく、感謝しております。
ただし、どうしても自分の時間をそこに投入する判断ができないのです。
楽しいけど、その時間がない。
以前は、この業界団体に加入しないと経営判断に資する情報が得られなかったのでしょうか、今は情報源が多種ありその必要はなさそうですし、SNSなどでつながることができるので問題なしです。
また、研修などの学びの場も、業界団体に頼らなくても自ら開拓できます。
もちろん同業の方々とのお付き合いは楽しいし、「青年部」という一般的に50歳以下の保育園経営者の集まりも参加したら楽しいと思います。もともとヒトは好きですから。
そこには2代目の経営者もたくさんいますが。
しかし、私は会いたい人だけに会うことを決めたので、同業の方の中で「この人に会いたい。この人の話を聞きたい」と思う人だけに自分からアプローチして会うことに留めました。
異業種の方々との時間を。
そして、その時間を異業種の方々に会う時間に充てることにしました。
彼らから得られるヒントはとても私を成長させてくれます。そして、彼らとの付き合いが「業界内だけで通じる言葉では語らない」という自分の癖を作ってくれました。
そして乳幼児教育に携わること、つまり世の中や社会を作る役割を担う仕事をしていることからも、より社会一般の風向きを感じる必要があると思うのです。
ただし、無意味な異業種交流会や名刺交換会には出ません。それはそれで無駄だと思います。
やはり、徹底して「会いたい人だけに会う」という方針でいこうと思います。