経営者をやっていて、私は日々の仕事の中で孤独を感じることはそれほど多くないタイプの人間です。もともと1人でいることが好きだからかもしれませんが。
ただ、僕を守ってくれているのは何だろう?とよく考えています。
結論
経営者を守ってくれるのは、理念と家族だけです。
だから、家族はもちろん理念という目に見えないものでも大切にしないと!
目の前のキャッシュ残高や従業員数(職員数)や株価、いろいろな指標が経営者の周りには飛び交っています。それぞれのステークホルダーに誠実に向き合い、指標を向上させてゆくことは必要ですし、その指標が経営者の評価につながります。
しかし、今目の前にあるキャッシュなんてものは投資によって消えてゆくし、むしろ消えてゆかないと健全経営はできないです。
また株価もご自身のご努力や成長だけによって上下するわけではありません。
普遍的なものに守られている
私を常に守ってくれているもの、それは理念をまとめたミッションステートメント、そして家族です。
それらは私にとって普遍的なものだからです。
それぐらい理念というものは経営を進めてゆく上での基本の基盤なのに、どうにもこの重要性に気づいていらっしゃらない方々が多いのが残念です。
理念は「思い」ではない
また、経営者として熱い思いを持っていて、それを日々発信されている方も多いのですが、思いというものは感情です。でも理念は理屈でなければなりません。イメージとしては「思い」を整理して社会の言葉として伝わるかたちに昇華したものが理念ですね。
経営者はとことん理念の体系づくりとその理念に沿った行動をすることにコミットすべきです。そうすれば最後は理念が自身を守り・育ててくれるようになる、そう信じています。