目の前のことや、自分と近くにいる人々の利害だけで判断をしてしまっているようなケースで、よく聞くアドバイス
もっと客観的になろうよ
これを聞いた時の違和感についてです。
結論
世の中に「客観」なんか無いんじゃないの?
自分の主観というものは、自分が得た情報を自分のこれまでの経験を踏まえて自分の感性で理解したものなので、自分を支えてために重要な資質です。
しかし、同じものを見たり同じ状況に遭遇しても、人によって感じ方やその後の行動が違うものですよね。
だからこそ、視野が狭くなっている人に「もっと客観的な視点から別の方のご意見を聞いてみれば!」と言っちゃったりしますが、
でも、
別の方の視点からのご意見。それは客観的というより別の方の主観ですよね。
そんな気がするのです。
この世界は幾重にも混じり合った主観だけでできている気がするのです。
つまり、主観を取り払った究極のフラットな目線なんてあり得ないということですね。その前提で人間関係を作り、そして組織をマネジメントし、経営をしてゆけばよいのかなと思ったりしてます。
だからこそ経営は面白いと思うのです。